死よりも重い罰を与えるべき。
3行まとめ
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『法とは願い。国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ。』としたとき、刑法や少年法が発しているメッセージや理想は何なのだろうか。少なくとも「更生の機会を与えるため、未成年の犯罪は軽くする」はおかしい。
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私は思う。人の命は皆平等で、皆尊い。だからこそ命を奪った罪は重く、犯人は「死」と同等、もしくはそれ以上の罰を受けなくてはいけない。もちろん、更生の機会は必要だ。でもそれは、自分の罪の重さを偽りない重さで受け止め、その罪を清算した上での話である。更生が目的となり、罪の重さが軽くなってはいけない。
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法律は何のため、誰のためにあるのか。
気分が悪いとしか言いようがありませんが、こんな記事を読みました。
簡単に纏めると、以下の通り。
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29年前に「女子高生コンクリート詰め殺人事件」を犯した犯人が、再び殺人未遂を起こしました。この事件は戦後最悪の少年犯罪とも言われており、文字にもしたくないほど残酷な事件でしたが、犯人が未成年だったことから懲役4年以上6年以下の不定期刑となりました。
時を経て、現在。その犯人グループの一人が再び殺人未遂容疑で逮捕されました。しかも怨恨でもなんでもなく、因縁をつけて相手をいきなり警棒で殴ったうえ、首の後ろをナイフで刺し、殺害しようとしたようです。
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なんなんだ、こいつ。
凶悪犯罪を犯したにも関わらず、それが少年法により罪が軽減され、挙句の果てに反省もせずに次の凶悪犯罪を犯している。
凶悪殺人犯が改心して幸せな日常を手に入れていたとしても、それはそれで納得できませんが、これはもっと納得ができません。
被害者である女子高生自身も浮かばれませんし、被害者の御家族もやりきれない思いでしょう。
少年法はいったい何を守ろうとしているのか、法律は誰を守るためものなのか、考えずにはいられません。
『法とは願い!国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!』
愛読書である「キングダム」の一節です。
仮にこの言葉が正しいとして、今の法律はどんな理想を描き、何を願っているのでしょうか。
「未成年の罪は軽くする」とは、我々に対してどんなメッセージを伝えようとしているのでしょうか。
社会として、未成年には更生の機会を与えるべきだ?
だとしたら言いたい。
被害者やその御家族の前でも言えるのかと。
ハンムラビ法典の「目には目を、歯には歯を」という有名な言葉があります。
多くの人は「やられたらやり返せ」の意味で使用していますが、本当の意味は「目をやられたなら目までしかやり返してはいけない、歯をやられたなら歯までしかやり返してはいけない」という過剰な復讐を諌めるための言葉です。
こんな言葉が必要になるほど、被害者側の傷は深く、苦しみは大きいのです。
もし私が法律家だったら、現在の法律は見直します。
そして殺人罪に対して死よりも重くて辛い刑を与えます。
死刑という意味ではありません。
そして、犯人に対して復讐したい訳でもありません。
法律を通して、世の中に発信するべきメッセージは以下だと思うだけです。
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人の命は皆平等で、皆尊い。
だからこそ命を奪った罪は重く、犯人は「死」と同等、もしくはそれ以上の罰を受けなくてはいけない。
もちろん、更生の機会は必要だ。
でもそれは、自分の罪の重さを偽りない重さで受け止め、その罪を清算した上での話である。
更生が目的となり、罪の重さが軽くなってはいけない。
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誤解を恐れずに書きます。
伝えるべきメッセージ・理想は「未成年の罪は軽くする」ではありません。
「未成年であろうと、犯した罪の重さは変わらない」なんだと思います。
2018/08/29(水) 総アクセス数:611