たった1つの「正しい情報」

100の「曖昧な情報」よりも、たった1つの「正しい情報」を目指します。

死よりも重い罰を与えるべき。

3行まとめ

  • 29年前の「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の犯人が、また殺人未遂事件を起こし、少年法に物議を醸している。

  • 『法とは願い。国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ。』としたとき、刑法や少年法が発しているメッセージや理想は何なのだろうか。少なくとも「更生の機会を与えるため、未成年の犯罪は軽くする」はおかしい。

  • 私は思う。人の命は皆平等で、皆尊い。だからこそ命を奪った罪は重く、犯人は「死」と同等、もしくはそれ以上の罰を受けなくてはいけない。もちろん、更生の機会は必要だ。でもそれは、自分の罪の重さを偽りない重さで受け止め、その罪を清算した上での話である。更生が目的となり、罪の重さが軽くなってはいけない。

--------------------

法律は何のため、誰のためにあるのか。

気分が悪いとしか言いようがありませんが、こんな記事を読みました。

www.newsweekjapan.jp

簡単に纏めると、以下の通り。

----

29年前に「女子高生コンクリート詰め殺人事件」を犯した犯人が、再び殺人未遂を起こしました。この事件は戦後最悪の少年犯罪とも言われており、文字にもしたくないほど残酷な事件でしたが、犯人が未成年だったことから懲役4年以上6年以下の不定期刑となりました。

時を経て、現在。その犯人グループの一人が再び殺人未遂容疑で逮捕されました。しかも怨恨でもなんでもなく、因縁をつけて相手をいきなり警棒で殴ったうえ、首の後ろをナイフで刺し、殺害しようとしたようです。

----

 

なんなんだ、こいつ。

 

凶悪犯罪を犯したにも関わらず、それが少年法により罪が軽減され、挙句の果てに反省もせずに次の凶悪犯罪を犯している。

凶悪殺人犯が改心して幸せな日常を手に入れていたとしても、それはそれで納得できませんが、これはもっと納得ができません。

被害者である女子高生自身も浮かばれませんし、被害者の御家族もやりきれない思いでしょう。

 

少年法はいったい何を守ろうとしているのか、法律は誰を守るためものなのか、考えずにはいられません。

 

 

『法とは願い!国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!』

 愛読書である「キングダム」の一節です。

f:id:aaabbbcccdddeeefffggg:20180829200216p:plain

 

キングダム 46【電子書籍】[ 原泰久 ]

 

仮にこの言葉が正しいとして、今の法律はどんな理想を描き、何を願っているのでしょうか。

「未成年の罪は軽くする」とは、我々に対してどんなメッセージを伝えようとしているのでしょうか。

 

社会として、未成年には更生の機会を与えるべきだ?

だとしたら言いたい。

被害者やその御家族の前でも言えるのかと。

 

ハンムラビ法典の「目には目を、歯には歯を」という有名な言葉があります。

多くの人は「やられたらやり返せ」の意味で使用していますが、本当の意味は「目をやられたなら目までしかやり返してはいけない、歯をやられたなら歯までしかやり返してはいけない」という過剰な復讐を諌めるための言葉です。

こんな言葉が必要になるほど、被害者側の傷は深く、苦しみは大きいのです。

 

もし私が法律家だったら、現在の法律は見直します。

そして殺人罪に対して死よりも重くて辛い刑を与えます。

 

死刑という意味ではありません。

そして、犯人に対して復讐したい訳でもありません。

法律を通して、世の中に発信するべきメッセージは以下だと思うだけです。

 

----

人の命は皆平等で、皆尊い

だからこそ命を奪った罪は重く、犯人は「死」と同等、もしくはそれ以上の罰を受けなくてはいけない。

もちろん、更生の機会は必要だ。

でもそれは、自分の罪の重さを偽りない重さで受け止め、その罪を清算した上での話である。

更生が目的となり、罪の重さが軽くなってはいけない。

----

 

誤解を恐れずに書きます。

伝えるべきメッセージ・理想は「未成年の罪は軽くする」ではありません。

「未成年であろうと、犯した罪の重さは変わらない」なんだと思います。

 

2018/08/29(水) 総アクセス数:611

f:id:aaabbbcccdddeeefffggg:20180829203929j:plain