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【読書感想】コンサルを超える② コンサルが使わないフレームワーク

まとめ

  • コンサルが使わないフレームワークとして以下3つが紹介されている。なかなか辛辣ですね(笑)
  • SWOT分析:整理学であり、何か新しいことが生まれるわけではない
  • 5F分析:構造は見えるけれど、新しいことは出て来るわけではない
  • バリューチェーン:自社内で完結することを前提としている

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『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』

今日は現在読んでいるこの本についての感想。
本日は第一部の感想(その2)です。(レビューにはなってないです笑)
  • 第一部:コンサルの基本技
  • 第二部:超一流コンサルのスゴ技
  • 第三部:コンサルを目指す コンサルを超える

コンサルが使わないフレームワーク

この本の中では「定番フレームワーク」として以下の6つが紹介されています。
それぞれのフレームワークの特徴や使い方について書かれているのですが、個人的に興味を持ったのは「コンサルが使わないフレームワーク」について。
 
上記6つのうち、どれが使わないフレームワークか分かりますか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正解は
の3つです。面白いことに理由はそれぞれ異なります。
 

SWOT分析

「使わない」というより、「コンサルが使わない」ですかね。
どうもこういうことらしい。
コンサルに入る場合、普通の分析はクライアント企業に行ってもらうのだが、このSWOT分析もそうだ。四つの象限に自社について書き出していく。
じつは、このSWOT分析整理学ではあるが、そこから何か新しいことが生まれるわけではない。だから私たちコンサルはつくったことがない。
うーん、まぁ分かりますが、クライアントに作ってもらう方が大変ですけどね。(もちろんインプットとなる情報を貰う前提です。)
 

5F分析

こちらはこういうこと。
有名なフレームワークのなかには、SWOT分析同様、コンサルがほとんど使わないものがある。
…(中略)…
これを私自身が絶対使わないのは、構造は見えるけれども、だからといって、何も新しいことは出てこないからだ。ただ、現在の状況が記述されているだけだ。
辛口ですが、フォローもきちんとしています(笑)

ただし、ファイブフォース分析は、ひとつの手掛かりにはなる。この状況を変えるためには、どのレバーをどう動かしたらいいのかと考える出発点となりうるからだ。

 

バリューチェーン

最後の1つはバリューチェーン
バリューチェーン」は、マイケル・ポーターのニ冊目の本に出てくる有名なフレームワークだ。しかしこちらもまた、かなり局所的で、このままではほとんど使われることはない。なぜなら、自社内のことしか、視野に入れていないからだ。
…(中略)…
自己完結を想定しているポーターモデルは、正直言って時代遅れそのものだ
 うーん、ここまで言い切ると清々しいですね(笑)
 
 
本日は以上です。
 
※過去の記事はこちら

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2019/1/4(金) 総アクセス数:5092