【読書感想】コンサルを超える② コンサルが使わないフレームワーク
まとめ
- コンサルが使わないフレームワークとして以下3つが紹介されている。なかなか辛辣ですね(笑)
- SWOT分析:整理学であり、何か新しいことが生まれるわけではない
- 5F分析:構造は見えるけれど、新しいことは出て来るわけではない
- バリューチェーン:自社内で完結することを前提としている
『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』
今日は現在読んでいるこの本についての感想。
本日は第一部の感想(その2)です。(レビューにはなってないです笑)
- 第一部:コンサルの基本技
- 第二部:超一流コンサルのスゴ技
- 第三部:コンサルを目指す コンサルを超える
コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法
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名和 高司 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2018-07-12
コンサルが使わないフレームワーク
この本の中では「定番フレームワーク」として以下の6つが紹介されています。
上記6つのうち、どれが使わないフレームワークか分かりますか?
…
正解は
の3つです。面白いことに理由はそれぞれ異なります。
コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法
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名和 高司 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2018-07-12
SWOT分析
「使わない」というより、「コンサルが使わない」ですかね。
どうもこういうことらしい。
コンサルに入る場合、普通の分析はクライアント企業に行ってもらうのだが、このSWOT分析もそうだ。四つの象限に自社について書き出していく。じつは、このSWOT分析、整理学ではあるが、そこから何か新しいことが生まれるわけではない。だから私たちコンサルはつくったことがない。
うーん、まぁ分かりますが、クライアントに作ってもらう方が大変ですけどね。(もちろんインプットとなる情報を貰う前提です。)
5F分析
こちらはこういうこと。
…(中略)…これを私自身が絶対使わないのは、構造は見えるけれども、だからといって、何も新しいことは出てこないからだ。ただ、現在の状況が記述されているだけだ。
辛口ですが、フォローもきちんとしています(笑)
ただし、ファイブフォース分析は、ひとつの手掛かりにはなる。この状況を変えるためには、どのレバーをどう動かしたらいいのかと考える出発点となりうるからだ。
コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法
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名和 高司 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2018-07-12
本日は以上です。
※過去の記事はこちら
2019/1/4(金) 総アクセス数:5092