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【日経ビジネス】企業が国家を上回る!?

まとめ

  • 企業は「国家の一部」と思っていたが、中には国家を上回る企業もある。
  • 「国家の歳入」と「企業の売上高」でランキングを整理してみたところ、上位30位のうち、10社もランクイン。
  • 現在もサラリーマン比率が高まっている。もしかすると、いつかは「国家」という体制が崩壊し、代わりに「企業」が我々を支配する日が来るのかもしれない。

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神なき世界

本日も日経ビジネスの記事を紹介。
ただ、記事全体の話というより、記事内のある部分に食いついた記事です(笑)

business.nikkeibp.co.jp

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【特集】会社とは何か 組織と働き方の未来
 プロローグ.神なき世界
 1章.会社の壁を崩せ
 2章.信頼の生態系

 3章."働かない"時代
 4章.大企業の未来
 エピローグ.フラット&オープン
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企業が国家を上回る!

昨年流行った言葉の一つにGAFAという言葉があります。
これは「Google」「Apple」「Facebook」「Amazon」の頭文字を集めた言葉で、彼らの影響力は国家レベルとも言われています。
 
そのことを裏付けるかのように、記事内でもこんな表現がありました。

そして、一部の企業が巨大化して、国家を上回る規模になっていく。

「1960年代、大企業の売上高と国家の歳入を並べた上位100のリストに、企業は6社ほどしか入っていなかった。だが、今は7割が企業になっている」(原)

 

マジで!?これは調べねば!!

 

ということで、

のデータを元に、ランキングを作ってみました。
 

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石油産業、特にロイヤル・ダッチ・シェルがヤバい

さすがにトップ10は国家でしたね(笑)
でもトップ30のうち、10つは企業でした。すごいな。
 
特筆すべきはこのあたりですかね。 

①石油産業ってすごい…!

再生可能エネルギーとか天然ガスとか色々言われていますが、未だに石油産業って凄いんですね。ランクインした10社の半分が石油関連の企業です。
 

②オランダの歳入 ≒ ロイヤル・ダッチ・シェルの売上…!

石油産業の中でもロイヤル・ダッチ・シェルはヤバいですね。
16位オランダの歳入が344,800百万ドル
それに対して、オランダの1企業であるロイヤル・ダッチ・シェルの売上が311,870百万ドル
 
…ほとんど変わらないじゃん!
 
なんという企業なんだ…。
ちょっと調べてみたところ、
第二次世界大戦後から1970年代まで、世界の石油の生産をほぼ独占状態に置いたセブン・シスターズ7社の内の一社であり、ヨーロッパ最大のエネルギーグループである。
おぉ。
ちなみに日本との関わりで言うと、2016年12月まで「昭和シェル石油」が傘下にあったようです。
 

国から企業へ、そんな時代が来るかも

たまにテレビや雑誌の特集で、街のように巨大な社内の紹介をしていしますが、ここまで企業が大きくなると本当に国と企業の違いが分からなくなってきますね。
就業規則が法律並みになる日がいつか来るのかも…。
 
ちなみに「会社」や「サラリーマン」が一般的になったのはごく最近の話です。

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https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/06/dl/1-1c.pdf

これは日本国内の話になりますが、1953年には42.4%だったサラリーマン比率は2005年に84.8%までになっています。
 
盛者必衰の理。
いつかは今の「国」という体制が崩壊するのでしょう。
その次に来るのは「企業」なのかもしれません。
 

ちなみに…

大当たりでした…。体調不良…。。。
振り返ってみると、スイッチが入らないのは、「根性が足りていない」ではなく「スイッチを入れる体力/精神力が残っていない」ことのほうが多いのです。
 

本日は以上です。

2019/1/10(木) 総アクセス数:5671

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