売上高42万円!純損失10億円!転ぶならは派手に大きく!!
3行まとめ
- メルカリのイギリス子会社の2018年6月期(17年7月~18年6月)業績は、売上高が3000ポンド(約42万円)、純損失が730万8000ポンド(約10億円)で、撤退を決めたとのこと。
- 果たしてイギリスでの勝算はあったのか?調べてみたところ、イギリスは「car boot sale」というフリーマーケットが至る所で開催されていたり、世界最大のオークションアプリ「eBay」が流行る等、メルカリが流行する下地はあった様子。
- もう少し調べてみたところ、現在イギリスではインスタグラムのような機能を併せ持つ次世代フリマアプリ「Depop」が流行っているようですね。今のところは日本に進出していないようですが、近い将来、日本に進出してくるかも?
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メルカリがイギリスで大赤字!純損失10億円!
2018年12月18日、メルカリは英国子会社「Mercari Europe」と「Merpay」を解散し清算すると発表しました。
理由を一言で言うと「売れなかったから」なのですが、その売れなかった具合が素晴らしい!
何と2018年6月期(17年7月~18年6月)業績は、売上高が3000ポンド(約42万円)に対し、純損失が730万8000ポンド(約10億円)だったのです!
メルカリ、英国子会社を解散 通期で売上高40万円、「期待する水準に至らず」 - ITmedia NEWS
物凄い赤字ですね。。。
評価は色々のようですが、やっぱりネガティブなコメントが多いようですね。
個人的には、今回の赤字で会社が傾くようであれば問題ですが、そうでなければいい挑戦だったんじゃないかなと思っています。やってみないと分からないですからね。
中途半端に「数百万円赤字」とかよりかは、よっぽど得るものが多かったのではないでしょうか。
日本がもう一段階飛躍するためには、挑戦を馬鹿にするのではなく、称賛する空気の醸成が必要だと思うんですよね。
で、イギリスで成功する可能性はあった?
とはいえ、売上高42万円は凄いですね(笑)
さすがに「事前に市場調査したの?」と突っ込みたくなる金額です。
ということで、イギリスでフリマアプリが成功する可能性があったのか?つまり、フリマと言う文化がイギリスにあるのか調べてみました。
イギリスのショッピングアプリ
【フリマアプリは日本だけ??ヨーロッパのショッピングアプリランキング】 | Cheetah Global Lab
上記サイトによると、イギリスのショッピングアプリの1位はAmazonを押さえて、世界最大のオークションアプリ「eBay」です。
以下の通り、4位の「Shpock」も地元特化型のフリマアプリの様子。
第4位の「Shpock」はローカルの掲示板サービスです。不要なものを掲載したりクーポン、セール情報をのせたりしております。
そもそもイギリスでは「car boot sale」という名前で、至る所でフリーマーケット(蚤の市)が開催されているようですね。文化的にも、フリマアプリが浸透する下地は十分にありそうに思えます。
イギリスで流行しているフリマアプリ「Depop」!
もう少し調べてみると、今イギリスでは「Depop」というフリマアプリが流行っているようですね。
イギリスでは、今やe-bay(イーベイ)やGumtree(ガムツリー)を超す人気がある。
https://f-magazine.com/archives/10796
とのこと。
この「Depop」はインスタグラムとフリマアプリを組み合わせたようなアプリみたいですね。
このDepopが他のフリマアプリと差を付けて人気を急成長させた理由には、instagramのようなコミュニティ機能が充実していることが一つにある。 Instagram同様に、画像投稿やメッセージ機能を持ち、売り手と買い手が相互フォロー出来、またフォロワー数を増やすことが出来る。 いわば、自らがフォローする相手から直接アイテムが購入出来、ソーシャルネットワーク上で交流が出来る、次世代型のフリマアプリなのだ。
Depopのユーザーの8割以上が25歳以下であると言われており、まさにミレニアル世代と呼ばれるユーザーに向けた今の時代に合ったものなのである。
ほー、なるほどね。
今のところは日本に進出していないようですが、近い将来、日本に進出してくるかもしれないですね。(そうすると、メルカリと全面戦争?)
Depop - The creative community's mobile marketplace
本日は以上です。
2018/12/19(水) 総アクセス数:4027