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【日経ビジネス】2019年 確実に来る未来 5つの試練、4つの商機(下)

まとめ

  • 2019年、それでも生まれる4つの商機は以下の通り。
  • 商機1:新天皇が即位
  • 商機2:資産運用新時代が到来
  • 商機3:人手不足が深刻化
  • 商機4:教育危機が鮮明に

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はじめに

前回に引き続き、日経ビジネスの特集記事になります。
前回は「5つの試練」についてでしたが、
今回は「4つの商機」について書きます。
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【特集】2019年 確実に来る未来 5つの試練、4つの商機
■ 顕在化する5大試練
 1.不動産が天井に近づく
 2.消費税が引き上げ
 3.人手不足が深刻化
 4.教育危機が鮮明に
 5.国際情勢が流動化
■ それでも生まれる4つの商機
 1.新天皇が即位
 2.資産運用新時代が到来
 3.AIマッチングが進化
 4.Z世代市場に脚光
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商機1:新天皇が即位

天皇即位に関連して、以下商機や需要が発生するとのこと。
  1. 今上天皇への一般参賀に予約殺到中
  2. GWが10連休となり、旅行予約が殺到
  3. 30年ぶりにVIP集結⇒警備等の需要増
  4. 元号に伴う、システム対応の需要増
なるほどね。
個人的に思うことは2つ。
 
元号について
元号の発表は4/1に決まったようですね。
どんな元号になるか分かりませんが、M(明治)T(大正)S(昭和)H(平成)と異なる頭文字になることは間違いないでしょう。
 
当たり前のように存在する元号ですが、「そもそも元号なんているのか?」という声もあります。
確かに効率性やグローバル化を鑑みると、要らないかもしれないですね。
ただ、何でも効率性を追求すればいいというものでもないと思うんです。
 
645年の大化の改新から始まった1400年以上の歴史がある年号を「効率性」の一言で語るのは勿体ないと思います。(まぁシステム需要も喚起できる訳ですしね。)
 
ちょっと脱線しますが、最近海外にいっても「海外に来たなぁ」という感覚が薄くなってきています。海外経験が増えてきたからということもあるのでしょうが、世界単位で均一化が進んでいると思うんですよね。
そういう意味では、日本独自の伝統はたとえ「非効率」でも継続して欲しいですね。
 
旅行業界について
GWの10連休に、インバウンド、東京オリンピックと旅行業界はしばらくウハウハな時代ですね。株買っておこうかな…(遅いですかね?笑)
 
ところで…不動産バブルと同じように考えるなら、東京オリンピック後くらいに旅行業界でプチ不況がやってくる?そうすると、もしかして安く旅行に行けちゃう??
おぉ…お金貯めておきます(笑)
 

商機2:資産運用新時代が到来

資産運用という言葉で真っ先に思い浮かぶのは株や投資信託ですが、投資信託の顧客のうち、46%は損しているようですね。
私も2018年は株で大きく損したため、そちらの部類です(笑)
 
投資信託の運用損益で分類した顧客の比率
  • +50%~:6%
  • +30%~50%:9%
  • +10%~30%:19%
  • 0%~+10%:21%
  • -10%~0%:35%
  • -30%~-10%:9%
  • -50%~-30%:1%
  • ~-50%:0.9%
ただ、長期的に見ればインフレになると思われるため、例え短期的に損があったとしてもかやってみる価値はあるのでは無いでしょうか?(日本はデフレが長すぎて、「長期的にはインフレ」といっても実感湧かないと思いますが。笑)
 
さて、日経ビジネスで取り上げられているもう一つの大きなトピックが「台頭する個人向けM&A市場」です。
18年、ファンド運営会社、日本創生投資のCEO(最高経営責任者)である三戸政和氏による『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』がベストセラーとなった。「大廃業時代」において後継者を求める小規模企業と、「人生100年時代」において第2の人生の生きがいを求める会社員。2つのニーズを満たす答えとして、三戸氏は個人による「スモールM&A」を提唱する。
国内最大級の事業承継・M&Aプラットフォーム「トランビ」では、2018年に成立した120件のM&Aのうち、約3割が個人名義での買収だったとのこと。
ほー、そんな時代になっているんですね。
個人が会社を買う時代」については以下でも少し書いています。よかったら併せて読んでみてください。

商機3:AIマッチングが進化

本文で取り上げられていたのは大きく3つ。
 
①転職業界
現在は主にソフトウェアエンジニア中心のようですが、こんなサービスが出てきているようです。
スカウティはインターネット上に公開されたエンジニアの経歴や連絡先、SNSへの投稿内容を集め、個々人の技術や性格を分析したプロフィル情報をまとめる。
…(中略)…
もう一つの特徴が、エンジニア一人ひとりの転職時期を予測できること。AIが転職歴やSNSへの投稿といった情報を分析し、転職を考えていそうなエンジニアを特定する。
すごいですね~。
ただ、こういう記事が出るとAIがドラえもんの「四次元ポケット」のように「何でもできる万能の仕組み」のように思う人が一定数いますが、後ろにはちゃんと「仕組み(ロジック)」がありますからね!
 
例えば転職時期の予測は
SNSのプロフィルを変更したり、キャリア関係のイベントに参加したりといった行動も転職希望のサイン
と、人間が判断基準のルールを決めている訳です。
 
②恋愛・婚活業界
恋愛・婚活マッチングサービス「ペアーズ」を運営するエウレカ(東京・港)は、会員同士をマッチングする新しいAIの開発のため、東京大学と共同研究を始めた。
ほうほう。
今後はビッグデータ分析を専門とする東大の山崎俊彦准教授の研究室と協力することで、人間には見抜けない意外な相性の良さをAIに発見させることを目指す。
「人間には見抜けない」…。早くも上のコメントと反しますね(笑)
これはAIというより「ビッグデータ分析」の特徴に近いのです。
つまり、「大量にあるデータから類似性を見抜く機能」です。
 
ところで、これが成立する前提は「大量のマッチングとその結果」のデータがあることなのですが、どこまで「結果」を追いかけているんでしょうね?「マッチングが成立」を「相性の良さ」と呼んでいるのか、「結婚」を「相性の良さ」と呼んでいるのか、「離婚や不仲の無い幸せなカップル」を「相性の良さ」と呼んでいるのか…。
まぁデータが取れる、という意味では「マッチングが成立」なんでしょうね。
 
M&A業界
こちらはまだ情報を蓄積している段階みたいですね。
 

商機4:Z世代市場に脚光

そもそもZ世代って何だ??
どうもZ世代とは、1990年代半ばから2000年代の初めに生まれた若年層のことのようです。 
このZ世代は多くの企業がいまだ開拓しきれてない消費者層だ。「従来型のマーケティングが通用しない。子供のころからスマートフォンが身近にあるため、情報の収集にたけている。そのため企業が一方的に情報を発信する宣伝や広告を信じない」と、Z世代に詳しい学習院大学の斉藤徹特別客員教授は指摘する。
情報の収集に長けているというよりも、「メリット」「デメリット」の両方の情報を常に浴びているため、無条件に信じることが少ない(情報の感度が異なる)という方が正しい気がします。
こっちのサイトに書いてあることがしっくりきます。
 
2019年、どんな年になるのか分かりませんが、明るい未来の要素もたくさんあると思っています。良い年になるといいですね!
 

本日は以上です。

 

※こちらも併せてどうぞ

abcdefgh.hateblo.jp

 

2019/1/2(水) 総アクセス数:4842