【お金の使い方】ゼロからお寺を始めた人に1,000万円!
3行まとめ
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埼玉で親族に仏教関係者がいないにも関わらず、20代で新しくお寺を始めた人がいるとのこと。
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その方によると、日蓮宗では「布教助成」という手当や家賃補助により、3~4年の間は35万円/月、総額1,200万円~1,700万円近くの補助金を貰えるらしい。
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20代で新らしくお寺を始める行動力も凄いが、1,000万円を超える補助金を出すお寺側も凄い。目的は、「応援」なのか、「宗費」なのか、「宣伝広告」なのかは分からないが、お金の使い方を考えさせられるニュースである。
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ゼロからお寺を始めた人に1,000万円!
先日、こんな記事を読みました。
ざっくり言うと、
- 親族に仏教関係者もいない20代の方が、埼玉で新しく日蓮宗のお寺を始めた。
- 日蓮宗では、3~4年の間は「布教助成」という手当が20万円/月、家賃補助が最大で15万円/月(つまり、総額1,260万円~1,680万円程度)出る。
- 貯金は土地で使い果たしたため、お寺の建立費用は銀行20行を回って何とかローンで賄った。
- 人口減少や檀家さんの高齢化で厳しい環境ではあるが、一方でお寺の形も多様化してきている。
とのこと。
20代の方が、ローンを背負いながら新しくお寺を始めるという、ユニークな発想、度胸、行動力に驚き…。
また、「布教助成」という手当の存在は全く知らず、本当に「知っている」だけで世界は大きく広がるんだなと痛感しました。
その一方で、そんなに多額の補助金を出している日蓮宗も凄いなと。
それなりに審査はするのだろうけども、1,000万円以上の金額の投資です。
全国のお寺から宗派を運営するために集めている「宗費」で回収可能とみているのか、お寺が増えることによる日蓮宗の「広告宣伝費」と割り切っているのか、単なる独立支援なのか、あるいは、それらの複合なのか、理由は分からないけれど、面白いお金の使い方をするなぁと。
本文中に
新たにお寺を立ち上げた方たちが口をそろえて言うのが、「お金は後からついてくる」ということです。
という文言があるのですが、そういう発想なのかもしれないですね。
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そう言えば、昔とある知り合いの社長から「起業するなら1,000万円くらい出資してやるよ。」と言われたことがあります。
「えぇぇぇ!」と驚きだったのですが、その社長曰く「だって1,000万円なんて、お前を雇ったら1年で飛んでいくお金だよ。その金額で恩を売れて、(強い立場の)関係性が作れるなら安いもんだよ。」と。
なるほど、確かにそうだな。と変に納得。
自分の器の小ささと、お金の使い方を考えさせれるニュースでした。
2018/08/21(火) 総アクセス数:501