たった1つの「正しい情報」

100の「曖昧な情報」よりも、たった1つの「正しい情報」を目指します。

【セネガル戦を終えて】視聴率30%は凄いのか?

3行まとめ

  • 日本-セネガル戦の平均視聴率(関東地区)が、深夜にも関わらず30.9%もああり、注目の高さが伺えた。
  • 平均視聴率30%(深夜)がどれくらい凄いことなのか調べてみたところ、深夜ドラマの平均視聴率が1.1%-6.7%程度であることや、そもそも2017年では視聴率30%超えが2番組しかないことを鑑みると、とんでもない数字。
  • ところで、2016年10月から録画も視聴率に考慮する「タイムシフト視聴率」という新たな視聴率の概念が加わっている様子。(知らなかった…。)

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FIFAランキング61位の日本が、27位のセネガルに健闘!

少し時間が経ってしまいましたが、ワールドカップの第2戦も面白かったですね!

本日夜のポーランド戦もきっと熱い戦いになることでしょう。

(引き分けでもいい、という状況なのに何故か不安です。。)

 

ところで、先日日本-セネガル戦の平均視聴率(関東地区)が30.9%だったと発表されました。

深夜0時からの試合でこの数字はすごく高く、注目度の高さが伺えますね。

 

ただ、直感的に高いことは分かりますが、具体的にはどの程度の高さなのでしょうか?

「深夜の」「サッカー」という視点で少し調べてみました。 

 

(1)深夜の時間帯

2018年春の深夜ドラマの平均視聴率は1.1%-6.7%程度のようです。

今回の試合と比較すると5倍~30倍近く!

すごいですね。。。 

minnano-uwasa.com

 

(2)サッカーの試合

サッカーの試合での歴代視聴率ランキングは以下の通り。

  1. 2002年 日本vsロシア 66.1%
  2. 2002年 ドイツvsブラジル 65.6%
  3. 1998年 日本vsクロアチア 60.9%

…すごいですね。視聴率30%が高くなく見えてしまう。

そしてベスト3に日本と関係のない試合が入っていることが驚き。

日本人ってサッカー好きなんですね。

 

ただ、上記はいずれも放送時間がよかったです。

深夜枠の放送という意味では「2010年 日本vsカメルーン 45.5%」が唯一トップ20でした。

 

www.videor.co.jp

 

(3)総合

 深夜の時間としては高い。

でも歴代サッカー視聴率ではトップ20にも入らない。

となりましたが、総合するとやっぱり高いんだと思います。

 

というのも、2017年の視聴率ランキングを見てみると

  1. NHK「第67回 NHK紅白歌合戦①」 40.2%
  2. NHK「第67回 NHK紅白歌合戦②」 35.1%
  3. 日本テレビ「第93回 東京箱根間往復大学駅伝競争復路」 28.4%

おぉ、30%超えがわずかに2番組。(というか、紅白のみ。)

全体的な視聴率低下の中、30%超えはやはり凄いことなのですね。

ameblo.jp

 

ところで、「タイムシフト視聴率」とは?

 視聴率を色々調べていると、ここ数年で「タイムシフト視聴率」という新しい概念が導入されたようですね。(全く知りませんでした。)

 

タイムシフト視聴率」とは簡単に言うと「録画の視聴率」のことで、これまでは「リアルタイム」で見ていないとカウントされなかった視聴率が放送日から1週間以内に見た録画もカウントするようになったということですね。

 

そのため、今後は「総合視聴率」=「リアルタイム視聴率」+「タイムシフト視聴率」となるようです。

 

ちなみに最新版のタイムシフト視聴率は以下の通り。

■2018年 6月11日(月)~6月17日(日)

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www.videor.co.jp

面白いですね。

朝ドラは圧倒的にリアルタイム視聴が多いようです。

そして、思った以上にドラマのリアルタイムが高い!

(最終回の週だったからですかね?)

 

視聴率については色々と考えていることがあるのですが、それはまたの機会に。

 

【参考】視聴率とは - ビデオリサーチ

https://www.videor.co.jp/tvrating/pdf/handbook.pdf

 

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【コロンビア戦を終えて】日本がグループリーグを突破する確率

3行まとめ

  • 前評判を覆し、日本はコロンビア相手に2-1で勝利。現在の、日本とセネガルが勝利した状況(=最初の2試合が引き分けではなかった)をもとに、過去3大会のデータを分析。
  • 日本やセネガルがグループリーグを突破できる確率は86.4%!
  • さらに、残り2戦のどちらかを引き分けられれば、96.3%の確率でグループリーグを突破できる見込み!!

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FIFAランキング61位の日本が、16位のコロンビアを破る金星!

今年4月に監督交代となり、代表メンバー選出では若手が次々と落選し、交代後の戦績も直前のパラグアイ戦まで未勝利無得点という逆風のサッカー日本代表でしたが、「3連敗もありうる」という前評判を覆して見事に強豪コロンビアに2-1で勝利しました。

開始3分で相手選手が退場&PKでの得点など、運が味方した部分も確かにありましたが、開始直後から積極的に攻めたからこそ舞い込んだ運であり、けっして「単なるまぐれ」で終わらせていい話ではないと思います。

 

余談ですが、開始3分(正確には2分56秒)でのレッドカードはワールドカップ史上2番目の早さみたいです。最速記録は1986年メキシコ大会のウルグアイスコットランドの試合で「開始1分」だそうです。どんなファールだったのか分かりませんが、選手はなかなかに無念だったでしょうね。。

 

さて、初戦勝利ということもあり、一気に日本中がお祭りムードになりました。

2大会ぶりのグループリーグ突破への期待も強くなってきましたが、実際どの程度の確率で突破できるのでしょうか。

せっかくなので、直後に行われたポーランドセルビアの試合結果も踏まえて、グループリーグ突破の確率を考えてみました。

 

日本がグループリーグを突破する可能性は86.4%!?

<状況整理>

つまり、Hグループの第1戦・第2戦では引き分けがなく、日本とセネガルが1勝、コロンビアとポーランドが1敗となりました。

 

過去3大会で上記のような状況になった場合のグループリーグ突破の確率はどの程度なのでしょうか?

 

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上記が過去3大会のデータです。

  • 「1戦目」「2戦目」…各グループの1戦目・2戦目で勝利したチームです。(今回で言うと、日本とセネガル
  • 「1位」~「4位」…最終的なグループリーグでの順位と勝ち点です。(分かり易いよう、1戦目・2戦目で勝利したチームを赤字にしています)

 

上記を分析すると…

  1.  初戦で勝利したチームは83.8%(31/37)の確率でグループリーグを突破している。今回の日本・セネガルにように、初戦が終わって2勝2チーム、2敗2チームという状況に絞れば、なんと86.7%(26/30)!
  2. 勝ち点「4」でグループリーグ突破の確率は85.7%(48/56)。今回の日本・セネガルの状況に絞れば、驚異の96.3%(26/27)!!

 ということが分かります。

 

つまり、現在の状況でもグループリーグ突破の確率は85%以上、あと勝ち点「1」取れれば95%以上になる、ということです。

期待がすごく膨らんでしまう結果ですね!

 

余談:グループHの今後の個人予想

せっかくなので 今後のグループHの試合結果を予想しています。

かなりポジティブです。

見返して恥ずかしくならないよう、少しは当たっているといいのですが…(笑)

 

【試合結果】

 【グループH:最終順位】

  1. 日本 7
  2. セネガル 5
  3. ポーランド 3
  4. コロンビア 1

 

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睡眠は偉大である

3行まとめ

  • 私は睡眠には果てしなく大きな3つの効果があると考えている。
  • 1つ目は「気持ちを切り替える効果」、2つ目は「知識や経験を整理する効果」、3つ目は「ダイエットの効果」である。
  • 大人になると忙しさを理由に睡眠時間を削りがちだが、睡眠の偉大さを改めて認識してもよいのではないか。

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『世界の天才が実践する「最高の休息法」6つのテクニック』

先日ですが、こんな記事を読みました。

newspicks.com

すごく簡単に要約すると、
創造性の高い仕事をした人々が、最も重要な業績と思えるものに費やしていた時間は、1日のうちほんの数時間

良質の仕事を生み出すのは、良質の「休息」であり、週60時間働く人の生産性が最も低い

シリコンバレー式 よい休息』から6つの重要な「休息」のテクニックを紹介
 1.「早朝」から創造的な仕事に取り組むことを日課にする
 2.「歩く」ことで最善の考えに到達する
 3.「昼寝」によって1日を2日に分ける
 4. 仕事を切りのいいところで終わらそうとしないで「中断」する
 5.「運動」をして、クリエイティブな仕事に必要な体力を養う
 6.「ディープ・プレイ(深い遊び)」に没頭する

こんな感じの内容でした。 

 

睡眠って凄い!

で、私見ですが、上記のうち一番重要なのは

 3.「昼寝」によって1日を2日に分ける

だと思っています。
というか、「睡眠」と言った方が正しいでしょうか。

 

ついつい疎かになりがちな「睡眠」ですが、私は睡眠には偉大なる3つの効果があると思っています。

 

①気持ちを切り替える効果

人にはそれぞれストレス発散方法があると思いますが、私は辛いときや悲しいときは寝ることにしています。眠れないときもありますが無理にでも眠るくらいの気持ちで、爆睡するようにしています。

不思議なことに寝ると大体のことは許せるようになるし、冷静・客観的になれるのです。

 

感覚的には上記効果を実感しているのですが、科学的にはどうなんだろうと少し調べてみたところ、やはり睡眠には脳を休ませ、自律神経を整える働きがあるため、ぐっすり眠れば脳内の分泌物質が正常に戻り、ストレスやうつ症状の緩和・軽減が期待できるようですね。(納得)

 

ということは、夫婦ケンカで気持ちが昂っている妻に「そんなに怒っていないで、さっさと寝たら?」とついつい提案してしまう私は間違っていなかったのですね。

ちなみに結果は御想像の通り、その言葉が火に油を注ぐ結果になって、ケンカが長引くことが殆どです(笑)

 

②知識や経験を整理する効果

『3.「昼寝」によって1日を2日に分ける』 も同様の意味合いが含まれているのではないかなと思っています。

 

不思議なことに仕事や勉強で行き詰った時、睡眠によって打破される(理解が進む・閃く)ということが多々あります。

一度だけですが、高校時代にどうしても解けなかった数学の問題を夢の中で解いた、という経験もあるくらいです。

調べてみると「記憶の整理・固定」もやはり睡眠の効果のようですね。

sleep-col.com

 

当たり前の話かもしれませんが、徹夜でがむしゃらに仕事を進めるよりも、ある程度の時間で切り上げて寝て、朝頑張る方が結果的にアイデアに溢れた良い成果物になることが多いです。

間に合うかドキドキする中で寝ないといけないので、ある程度の胆力(というか図太さ?)が必要ですが…。 

 

③ダイエットの効果

オチではありません(笑)

これまで何度もダイエットに励んでいますが、体重を減らすのは簡単です。

  1. ジュースや(ブラック以外の )コーヒーを飲まない
  2. 夜18時以降にご飯を食べない
  3. とにかく長く寝る

この3つさえ守れれば意外とダイエット出来ちゃいます。

(まぁ実際には2とか3とか結構難しいんですけどね。)

 

ダイエットというと、それだけかと思われるかもしれませんが、これって要するに身体がきちんと栄養を吸収・消化してベストな状態を作っているということだと思います。

ダイエットに限らず、きっと身体の調子も上がることと思います。(当たり前ですね笑)

 

睡眠の偉大さを見直そう…

実は子供の頃は夜9時には寝ていました。

子供の頃っていうか、高校1年か2年くらいまでは9時に寝てたんじゃなかったかな?

それくらいしっかり寝る人間だったのですが、大学に入って1人暮らしが始まったことをきっかけに全然寝る間を惜しんで遊ぶようになってしまいました。

そして、社会人になった私は「寝ないこと」が当たり前になってしまい、気が付いたら寝る間を働く企業戦士になっていました。

 

結果、変な体力は付いたかもしれませんが、昔と比べて心は狭くなったし、思考力や記憶力は落ちたし、お腹も出てきました。

まぁ頑張るときには頑張るべきだと思いますが、長い人生を密度高く過ごすため、敢えて「寝る」という選択肢をもう一度見つめ直さないといけないな、と思っています。

 

睡眠は偉大である。 

 

健康づくりのための睡眠指針2014 - 厚生労働省

余談ですが、厚生労働省がこんな指針を出していました。

  1. 良い睡眠で、からだもこころも健康に
  2. 規則正しい食生活と定期的な運動が大切
  3. 睡眠不足と生活習慣病は密接な関係が
  4. こころの健康を保つために睡眠による休養を
  5. 年齢や季節に応じて適正な睡眠時間を
  6. 自分の睡眠に適した環境づくりを
  7. 若年世代は夜更かしを避けましょう
  8. 勤労世代は良い睡眠で疲労回復・能率アップを
  9. 熟年世代は熟睡の工夫が大切
  10. 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない
  11. 睡眠中の身体の異変に要注意
  12. 不眠が改善できないときは、専門家に相談を

www.seikatsusyukanbyo.com

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「怒らない優しい人」が支払った代償

3行まとめ

  • 小心者な私は「怒らない人はかっこいい」は美学だと自分に言い聞かせてきた。
  • その結果、怒るかどうかの基準が「一般的に怒っても当然のことか」になり、自分が本当に怒っているのかどうか、自分でも分からなくなってしまった。
  • 「怒らない優しい人」の称号と引き換えに「中身のない人」になった私は、自分の感情を知る大切さを知った。

 

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「怒る」ことは私にとって怖いことだった

思えば幼少の頃より、私はかなりの「小心者」だったと思う。

 

人から舐められやすい性格をしていた私は、子供のころ、いじめられる対象になることもよくあった。

そのせいか、物心のついた頃には人から嫌われないように、怯え、注意を払うような子供だった。

周りの人が不機嫌そうな顔をしていると心当たりが無くても「自分が怒らせたのかもしれない」と考え、何とか機嫌よくなってもらおうとしていた。

 

そんな小心者の私にとって「怒る」という行為はとんでもないことだった。

自分が怒って、そのことが他人を不機嫌にしたらどうしよう。

それどころか怒り返されたらどうしよう。

「そんなことで怒ってるの?」とか思われたらどうしよう。

怖い怖い怖い…そんなことしか考えられなかった。

 

その結果、私はあまり怒りを表に出さない人となった。

 

本当は怒っている、でも怖くて怒れない。

でもそんな情けない自分は本当は嫌だ。

 

そんなジレンマを解消するため、そしてそんな自分を正当化するため、「怒らない人は人間の器が大きくてカッコいい」と思い込むようになった。

 

「だから、自分はカッコ悪くない」と自分に言い聞かせるために。

 

人と初めて衝突し、自分の異常さに気付いた

時が経ち、大人になった。

幼少期と比較すると、人と衝突する機会は増えたように思う。

 

でも人とぶつかり、怒る展開になることを怖れた私は、出来る限り争いを避けた。

もちろん、衝突を避けられないこともあったが、基本的には「まぁいいか、これくらい」と自分に言い聞かせ、出来る限り速やかに、出来る限り相手を怒らせることなく、生きてきた。

 

そして更に時が経ち、私は結婚した。

妻は、自分に似ている部分もあり、自分が持っていない部分もある素敵な女性だ。

自分には勿体ないくらい素敵な女性だが、一般的な夫婦がそうであるように、それでも意見が衝突することがあるし、許せないことも出てくる。

 

今までの人生でもそんなことは多々あった。

しかし、今回は今までと大きな違いがある。

一つ屋根の下に暮らし、人生を共にしている以上、これまでのように争いを避けることには限界があるということだ。

そう、私は30歳を過ぎて、初めて「人との争い」「怒りという感情」と向き合うことになったのだ。

 

30年間培われた自分のクセは当然に根深い。

これまで 「怒ること」を避け続けた結果、「怒り」の感情が分からなくなった。

 

「そんなことで怒ってるの?」と思われることを異常に怖れた私は、いつの間にか「世間一般の基準からして怒って当然のことか?」を考え、怒る前には必ず「自分は怒ってもよいのか?」を自分に問いかけるようになっていた。

 

そんな冷静なことを考えていたら多くの人は怒りも失せてしまうだろう。

私も例外ではなく、怒っていたはずなのに次の瞬間には自分が何に怒りを覚えていたのか分からなくなってしまうのだ。

 

もう一度。

 

怒っていたはずなのに次の瞬間には自分が何に怒りを覚えていたのか分からなくなってしまうのだ。

 

…信じがたい話である。

自分の心から湧き上った抑えきれない感情なのに、自分でもその感情が何なのか分からないのだ。

 

「自分の感情」に向き合うことで「本当の自分」に気付ける

「自分は怒っている」

そう思って怒りを表に出そうとするが、気が付けば理性がブレーキをかけ「本当に怒っているのか」「怒らないといけないようなことなのか」を自分に問いかけてくる。

そうすると、怒りながら自分の怒りの正当な理由を考え、ロジカルに説明しようとする。

 

だが、怒りなんて本能の賜物であり、その人の価値観に由来するものなのだから、全てをロジカルに説明できるわけがない。

結果、論点がどんどん変わっていき、そもそも自分が何に怒っていたのかが分からなくなっていく。

 

妻は「あなたが分からない」とよく言う。

当然だと思う。でも間違っている。

 

「分からない」ではなく、「中身がない」のだ。

 

上で書いた通り、怒り(=許せないこと)はその人の価値観に由来するものである。

つまり、「自分が何に怒っているのか分からない」とは、アイデンティティを失っているも同然なのだ。

 

今頃になって私は「自分の感情」から逃げていたことに初めて気付き、同時に「自分の感情」に向き合う大切さを知った。

そのことに気付くのに、かなりの遠回りをしたのかもしれない。

 

 

周りから私は「怒ったところが想像できない優しい人」と思われている。

だが、実際は優しい人ではない。

ただ、人と衝突し、嫌われることが怖くて仕方がないだけである。

「怒り」を避け続けた結果、「怒る方法」が分からなくなっただけである。

「怒る」ほどの「中身」を持っていないだけである。

 

「怒らない優しい人」が支払った代償はあまりにも大きい。

 

【G7】日本の首相はどれくらい短命なのか?

G7にて安倍首相が存在感を示せた理由

カナダで開かれたG7(主要7ヶ国)首脳会議ですが、まー、色々とあったみたいですね。
(殆どトランプ大統領関連ですが。)

www.bloomberg.co.jp

 

 そんな中、日本にとって明るい話題もありました。

news.biglobe.ne.jp

安倍首相が存在感を発揮し、アメリカとその他の国の橋渡し役をしたということ。
(まぁ最後はトランプ大統領にひっくり返されましたが…。。)

 

嬉しい話ではありますが、気になったのは何故安倍首相が存在感を示せたのか?です。

各国の立ち位置や思惑など、様々な理由が複雑に絡み合った結果だとは思いますが、その要因の一つに、安倍政権も長期化し、G7内でも「信頼」を築きつつあることかなと思っています。

 

他G7と比較した日本の首相の在任期間

かつては、「日本の首相は毎年変わるから誰と話せばいいのか分からない」と評されていたと聞いたことがあります。

 

では、実際のところ、他G7の大統領・首相の在任期間はどうなのでしょうか?

せっかくなので、第1回のG7(主要7ヶ国)首脳会議以降、各国の首脳がどのように変わってきたのか纏めてみました。

 

※)情報元は全てWikipedia
※)3か月単位のざっくりとした在任期間です
※)色は変化を分かり易くしているだけで、意味はありません

 

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え、ドイツって43年間で4人!?

 

それに対して、日本は23人!?(5倍以上!)

 

そして、イタリアは日本を下回る26人!?
 

個人的には驚きが満載の結果でした。。
これだと確かに日本は政権がコロコロ変わると言われちゃいますね。

 

歴代5位の在位期間を持つ安倍首相は?

概論として日本が短命の政権ということは分かりましたが、歴代5位(戦後だけだと3位)の在位期間を持つ安倍首相は、どうなのでしょうか?

言い方を変えると、政権の長期化が信頼を勝ち取ったという仮説はどうなのでしょうか?

 

今回のG7(主要7ヶ国)首脳会議の参加者を比べてみると…

・ドイツ:メルケル首相(2005年11月22日~)

・日本:安倍首相(2012年12月26日~)

・カナダ:トルドー首相(2015年11月4日~)

・イギリス:メイ首相(2016年7月13日~)

トランプ大統領(2017年1月20日~)

・フランス:マクロン大統領(2017年5月14日~

・イタリア:コンテ首相(2018年6月1日~)

 

おぉ、2位!
かなりの古株ですね。

 

まあ、イコール「政権の長期化が信頼を勝ち取った」の証明にはならないと思いますが、上記を見る限り、多少なりとも要因にはなっているは間違いないでしょう。

 

ちなみに、政権の長さがこんなにも違う理由は?

以下参考までに、なぜドイツは長期政権になるのか、なぜ日本とイタリアは短命な政権が多いのか、に関する記事を張っておきます。

興味のある方はこちらもどうぞ!

gendai.ismedia.jp

www.nippon.com

 

 それでは。

 

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「結果よりも過程を重視」を作り上げるのは誰か

日本サッカーは「プロセス重視」?

先日のサッカーの親善試合、日本vsスイスの試合ですが、
残念ながら0-2で負けてしまいました。
ワールドカップ直前の残り少ないテストマッチということで
注目度が高かったですが、勝てなかったこと、
1点も取れなかったこと、連続での複数失点であること等から、
あまり評判はよくないようですね。
 

個人的にはせっかくの「3-4-3」へのチャレンジが
たったの一試合で「4-2-3-1」に戻ったことが残念でした。

また、バックパスやゴール前でのパスが多い点も含め、
何が何でも勝とうという「がむしゃらさ」を感じなかった点も
残念でした。

 

もちろん、選手/監督は全力で勝ちに行っていると思います。
では、なぜ「がむしゃらさ」を感じなかったのか。
そんなモヤモヤを抱えているときに以下記事を見つけました。

russia2018.yahoo.co.jp

面白い記事なので是非全文読んでみてください。
今回関係する部分だけを要約すると、
・日本人は「醜く勝つぐらいなら、美しく負けた方がいい」を
 美学として捉えている。
・サッカーでも、他の国は「勝たなくてはダメ」と考えているが
 日本人は過程にこだわり、勝つことに対する価値観が薄すぎる。
・世界で結果を残すためには「腹をくくること」が重要

 

なるほど。確かに私が「がむしゃらさ」を感じなかったのは
『自分たちのサッカー』というプロセス重視な姿勢が
理由なのかもしれないです。

 

なぜ結果よりも過程を重視するのか?

サッカーに限らず、日本人はプロセス重視が多いと思いますが
別にプロセス重視が必ずしも悪いとは思っていません。

成果に責任を負うよりも、過程に責任を持つ方が簡単ですし、
メンバーを切り捨てない日本社会を回す上で必要な考え方とも
思っています。 

 

ただ「過程が間違っていなければ、成果は結果論だから問わない」
という考え方は、一流になれば一流になるほど通用しなくなる、
と思っています。

なぜなら、一流になれば一流になるほど、
過程ではなく結果に対して「報酬」が支払われているからです。

 

では、上記にも関わらず「結果よりも過程を重視」が
起きてしまうのは何故なのでしょうか?

 

色んな要因はあると思います。

自分の報酬が「過程」と「結果」のどちらに対して
支払われているのか理解していないことも一因かもしれません。

もっと単純に「結果」に責任を負うよりも、
「過程」に責任を負う方が楽・怖くないからかもしれません。


上記の通り、本人達にも要因はあると思いますが、
同じぐらい大きな要因として「周り」がどちらで評価しているかも
あるのではないでしょうか。

 

つまり、過程重視で評価するのか、結果重視で評価するのか。
周りは一貫性を持って評価しているのか、ということです。

 

例えば、ビジネスの現場において、
結果主義と言いながら、部下のやり方に逐一指摘を入れて
不必要に負荷をかけていないでしょうか、
あるいは、ボーナス査定や昇進についても、
不必要にプロセスを重視していないでしょうか。

結果に責任を負ってほしいのであれば、結果を出そうと
頑張っている部下には、プロセス重視な指摘は避けるなど、
上司にも一貫した姿勢が必要だと思っています。

 

同様に、サッカーでも結果を求めるのであれば、
結果を出すための「もがき」や「チャレンジ」に対して
ポジティブに捉えるべきなんだろうなと思います。

結果を出そうとチャレンジしている内容を
頭から否定してしまうと、それはプロセス重視であり、
周りがプロセス重視に走っていることが、監督や選手に
大なり小なり影響を与えているのかもしれません。

 

「結果よりも過程を重視」を作り上げるのは
我々なのかもしれないですね。

 

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どこまで仕事を頑張るか?を悩んでいる人達へ

「終わり」がない仕事をどこまで頑張るか?

携帯電話の普及により
サラリーマンのストレスは飛躍的に増加した、
という記事を読んだことがあります。

つまり、それまでのサラリーマンは
金曜日の定時を迎えれば
月曜日の朝まで仕事から開放されたのに、
現在は携帯電話の普及により、
サラリーマンは土曜日も日曜日も
メールや着信に気を向けないといけなくなった、
とのこと。

 

私が入社した時は既にスマートフォン
当たり前だったので、上記は正直よく分かりません。

ただ、コンサルタントという仕事柄、
土日も仕事をするということが多々あるため、
プライベートと仕事の境界線をどこで引くかは
よく悩んでいます。

 

世の中の流れ的にも、「時間」での評価から
「成果」での評価に変わりつつあるため、
この悩みを持つ人は、今後もっと増えるのでは
ないでしょうか。

 

そもそも悩むべきポイントが違うのでは?

で、私自身は
「定時後はなるべく仕事をしない。」
「土日もなるべく仕事をしない。」
という崇高なる指針を掲げています(笑)

 

当たり前のことを、当たり前に言っているだけですが
この指針を言語化して意識するだけでも
結構、働き方は変わります。
(実際に私は仕事時間が大幅に短くなりました。)

 

ただ、当然忙しいときは忙しいですし、
頑張るべきときは頑張る必要がある訳です。

そうなると、「どこまで仕事を頑張るか?」は
結局、感覚的でルールの無い話になってしまい、
答えの無い問いに戻ってしまうのです。

 

そんなとき、漫画「ベイビーステップ」を読んで
ドキッとしました。

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果たして今の目標をどこまで具体的に言えるか?

現在の自分の目標を具体的に言う。
簡単そうに聞こえますが、
実際に言える人は少ないのではないでしょうか?

 

これを読んだとき、ふと気付きました。

プライベートと仕事の境界線をどこで引くかを
悩んでいるけど、境界線をどこで引きたいかが
決まっていないだけでは…。

 

もし、今の目標が仕事関連であれば、
仕事を第一に考えつつ、プライベートを確保。
で、目標が達成されれば、境界線を上手く引けたと
自身を褒めることができます。

もし、今の目標がプライベート関連であれば、
プライベートを第一に考えて、残り時間で仕事を頑張る。
で、目標が達成されれば、境界線を上手く引けたと
自身を褒めることができます。

 

つまり、目標が明確でないから、
自身が引いた境界線が成功なのかどうかも評価できない、
だから、答えの無い問いに悩み続けないといけない、
ということです。

 

どこまで仕事を頑張るか悩んでいる方は
もしかすると自分への問いかけを

今の自分の目標は具体的に何か

に変えてあげると、
意外としっくりくる答えに辿りつけるかもしれないですよ。

 

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ハワイ最大の淡水湖が蒸発! …はミスリードな気がする

ハワイ最大の淡水湖が数時間で蒸発

知っている人も多いと思いますが、
キラウエア火山の溶岩が流れ込んだ影響で、
ハワイ最大の淡水湖グリーンレイクが蒸発して
無くなってしまったそうです。

www.huffingtonpost.jp

 

湖が蒸発…。
改めて自然界の大きさを感じさせられるニュースですね。

 

で、このニュースなのですが、
間違ったことは何も書かれていないと思うのですが、
ちょっと引っかかるのです。

 

それは「ハワイ最大の淡水湖」という表現です。

 

ワイ島に淡水湖は2つしかない。

繰り返しますが、
間違ったことは何も書かれていないと思います。

ただ、調べてみたところ、
そもそもハワイ島に淡水湖は2つしかないようです。

 

んー…。。

 

さらに、グリーンレイクの水深約200フィート(61m)は
どの記事でも強調されているのに
あまり湖の面積に触れている記事が無い。


ということで、Googleマップで見てみたのですが、
直径100メートルもない…。。。。

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んー…。。

 

もちろん、面積が小さかろうが、
ワイ島に淡水湖が2つしかなかろうが、
自然界の脅威を示す大事件です。

また、ここでの「ハワイ」は「ハワイ諸島」を指しており、
ハワイ諸島」だともう少し淡水湖があるのかもしれません。

 

とはいえ、ちょっとミスリードになる気がするなぁ。

読者の目を引くために、
多少の誇張表現は仕方がないとは思いますが、
このニュースがもとでハワイ旅行を取りやめた人や
痛手を受けた旅行会社のことを考えると、
なんだかなーという気持ちになります。

 

湖の蒸発はよくあるのか?

ちなみに湖の蒸発ってよくあることなのでしょうか?
少し気になったので調べてみました。

 

ボリビアポオポ湖

ボリビア中西部にある「ポオポ湖」という塩湖は
2016年頃に干上がったそうです。

ポオポ湖は「チチカカ湖」という水源があるのですが
気候変動のせいか、流入量より蒸発量の方が多く、
徐々に、徐々に干上がっていったようです。

南米ボリビアの高所にある塩湖「ポオポ湖」が完全に干上がっていた - 地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー

■Before

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■After

 

poopo-002

(※写真はいずれもリンク先の記事より)

 

こちらの記事も紹介。

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

珍しい事例ではあるものの、あるんですね。

 

こうして皆、不幸になる

「担当領域が落ち着きそうなので、しばらく稼働を落としたいです。」

 

これはある日、部下から言われた言葉です。

 

私はコンサルタントをやっていて、
クライアント(お客様)の職場に常駐しています。
コンサルタントを呼ぶプロジェクトとなると、
多くの場合、重大なプロジェクトか、既に燃えているプロジェクトかで
いずれにしてもプロジェクトの間は「忙しい」ものです。

 

そんな大変なプロジェクトに長く関わってくれた部下ですし、
ピークを越えたときにゆっくりするくらい、当然の権利なのですが、
最初に思ったことは

「ん?何を言っているんだ?」

でした。

 

次の瞬間に思ったことは

「他領域はまだまだ大変で、お客様の手も足りていないのになぁ。」

でした。

 

自分の中の黒い感情:2つの嫉妬

でも、その呆れに近い感情を抱いたとき、
同時にモヤッと、自分の中に黒い感情を感じました。

 

その感情が何なのか、本当に分からなかったのですが、
少なくとも「呆れ」とは別の何かの感情がありました。

 

嫌な予感がしたため、
部下に何か言葉を返す前に自分の感情と向き合う時間を設けました。
そうすると、すぐにその正体不明の感情の正体に気付けました。

 

それは、2つの嫉妬でした。

 

1つは、私だって休みたい!という嫉妬。

そしてもう1つは、自分が部下の時には、
上司にそんなことを言い出せなかった、という嫉妬でした。

そんな単純な感情を自分ではすぐに気付けなかったのです。

 

無意識のうちに負のスパイラルに落ちる恐怖

 

心理学者アドラーは、感情が先にあり理由は全て後付けと言っています。
その言葉を頭では理解していましたが、本当の意味を知りました。

 

何のことは無い、
自分も「嫉妬」という感情が先にあり、その感情を正当化するために
「他の人も忙しい」「お客様の立場に立てていない」といった理由を
付与していたのです。

 

それも無意識に。

 

今回はたまたま違和感を覚えたため、
自分の感情に気付くことが出来ました。
しかし、もし気付くのが遅れていたらどうなっていたでしょう?

今回の部下の申し出は、タイミングも内容も全く非のない対応でした。
しかし、もしかすると、それっぽい正論を片手に部下に間違った指摘を
していたかもしれません。そしてその間違った指摘は間違いなく、
部下を、そして長い目で見れば自分を不幸にする「種」になっていました。

 

 

・自分の感情だからといって完璧に把握しているわけではない。
 自分の感情に向き合う時間も必要ということ。

・時として、その無意識に抱いた感情が、
 自分と自分の身の回りを不幸にする「種」を生む可能性があること。

 

そんなことに気付いた日でした。

 

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「知的レベルが近い人との会話が一番楽しい」の意味

伝えることの難しさ

友人「何かと妻の家族を優先しちゃってさ。
   うちの家族が怒ってるみたいなんだよね。」

私 「あー、それは良くないね。
   相手の家族ばかり優先するのは止めた方がいいのでは?」

友人「そうだな。改めるようにするよ。」

~~~ 後日 ~~~

友人「なんかさ、これからはうちの家族を優先するって言ったら
   妻が怒っちゃってさ。」

私 「うちの家族を優先する…?(驚愕)」

 

まぁ彼には彼の考えがあって、
そういう結論に至ったのかもしれませんが、

まさか、そんな極端に取られるとは思わなかった…。
「どちらの家族にも平等に接したほうがいいよ」と
丁寧に伝えるべきだった…。

と、物凄く反省しました。

 

ですが、すぐに思い直しました。
「いや、さすがにそれは予想できなかったな。」と。

 

「知的レベルが近い人との会話が一番楽しい」

「知的レベルが近い人との会話が一番楽しい」という言葉を
どこかで聞いたことがあります。


具体的にどういう意味なのかはよく知らないのですが、

会話は相手に話すこと(OUTPUT)も楽しいし、
相手から新しい刺激(INPUT)を受けることも楽しいから、
その両方を半分ずつ楽しめるという意味で
知的レベルが近い人との会話が一番楽しい

という意味だろうと勝手に解釈して

面白い話を提供できない自分との会話は
誰にとっても「一番楽しい」に該当しないんだろうな…。

と勝手に凹んでいました。(笑)

 

でも、もしかするとそういう意味ではなく、
もっとシンプルに、

余計な前提や説明なしに、どれだけ本質的な話に集中できるか

という観点で楽しいのかもしれないなと思いました。

 

例えば今回の件で言うと、
私の「相手の家族ばかり優先するのは止めた方がよい」の意味は
「自分の家族を優先する」ではなく、
「どちらの家族も平等に接する」であると丁寧に話すべきでした。

ただ、人によっては、そこまでしなくても伝わるし、
むしろ話のテンポが悪くなることを嫌がるかもしれません。

 

 

確かに言われてみると、
仕事とかでも、部下に細かく丁寧に丁寧に話していくと
必然的に話の本筋からの脱線具合も大きくなり、
最終的には自分でも何を話そうとしていたのか
混乱してしまう、なんてことも多々あります。

 

「この情報は言わなくても知ってるから説明する必要はない。」
「ここまで言わなくても相手に誤解なく伝わる。」

そう思えるレベルが双方で一致していて、
余計なところに意識を向ける必要が無い。
確かにそんな会話は最も心地よく、楽しいかもしれないですね。

 

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